2月11日 (金)  大阪ラティーナ!

大阪はミナミ・心斎橋に「エル・チャロ」というメキシコ料理のカジュアルなレストランがあります。18年前の開店当時から可愛がってもらっていて、学生であった僕は他のお客さんの残り物なんかをもらったりしては音楽好きのマスター・與儀(よぎ)さんと、楽器と歌で盛り上がったもんです。で、今日は久々に大阪に来たので行きました。お腹も満足し夜9時頃になるといつものごとくマスターがギターを首から吊り下げて「福田君そろそろ遊ぼか?」。マスターの見事なラテン・ボーカル&ギターに僕がチャランゴやギターであわせると、そこはすでにコッテコテの"大阪ラティーナ"の世界。舞台なんて気取ったものは店にはなく、単にテーブルで呑みながら騒ぐだけ。でも他のお客さんたちは大喜び!これも大阪がラテンだからかな?ちなみにこういうのはラテンアメリカではごく普通の光景です。しかし日本のほとんどのラテン系レストランや居酒屋は他のお客さんを気遣うあまり、突発的な楽しみというのがないように思います。「中南米(またはスペイン)の庶民的な雰囲気が魅力!」という類の宣伝文句に惹かれて行ったら実際にはえらく敷居が高かったという店はいくつもありました。「エル・チャロ」のように自然に歌やギターが飛び出しお客さんもノッてくれるようなお店がもっと増えるには、日本にラテンの風を今まで以上に送り込む必要があるのでしょうか?でもホンマは日本人もそういうの好きやと思うんやけどなー。