2月4日 (金)  ラーメン屋での忘れ物

近所のとんこつ系ラーメン屋「九十九」でのことです。カウンターで食べていたら、ちょうど僕と同じくらいの男の人が入ってきてカウンターごしにお店の人に「さっきお店に財布を忘れたのですが」と言う。すかさずカウンター内のお兄さんは「あ、これですね。」と名前を確認してから保管していた財布を渡し、「またよろしくお願いいたします!」と実にさわやかな笑顔で男性にあいさつしました。これで一件落着だったのですが、その10分後、今度は10歳くらいの子どもが入ってきて「財布忘れたんですが・・・」。ラーメン屋のお兄さんは「さっきお父さんが取りにきたから大丈夫だよ」。子どもは帰っていきました。お父さんと食べにきていたその子のお財布だったのです。そしてお兄さんは店員仲間に一言、「あの子、家に帰ってからお父さんに怒られないといいね」。でも僕は思った。さっきのお父さんにたいする店員さんの態度が無愛想だったらまだしも、あんなにさわやかに応対されたらお父さんだって悪い気持ちで帰路につくはずがない。きっとその後子どもは「今度から気をつけるんだよ」とか「親切なラーメン屋でよかったね」とか言われた程度で済んだのだと思います。心温まる出来事だったのでつい替え玉を頼んでしまいました(笑)。