3月20日 (日)  久々のボリビア!

先週、5ヶ月以上も留守にしたボリビア・ラパスに戻ってきました。万年雪をいだいた霊峰イリマニ山の頂上を通過したブラジル航空機は世界最高所(4080m)の国際空港に着陸し、懐かしいラパスの街中へとタクシーで降りていくと気分は高揚してきました。そして下宿先ではすぐに友人らと再会し酒宴!高山病を経験したことのない自分でも、さすがに今回は久々ということもあり少し頭が思い感じがしましたが、それ以上に沢山の人達との再会を楽しんでいます。ラパスの人口は100万を超えていますが、坂の多いすり鉢状の街なのでたいていの人はすり鉢の奥底にある目抜き通りに集まってきます。だから毎日何人もの友人知人と歩道で出くわし「オラー!、コモ・アス・エスタード!(ほんと久しぶりー!)」と叫んで抱擁しあっています。今は毎日午後いっぱいをスタジオでの新作CDのミックス作業にあてていますが、その他の時間はゆとりがあるので街をブラついたり、本屋で政治関係の新しい出版物を見つけたりしています。政治といえば今ボリビアは激動に近い時期にあり、つい2週間前にもメサ大統領の辞任(未遂)騒ぎなどで国内は騒然としていたようですが、現在はコチャバンバ地方で道路封鎖が続いている他は比較的落ち着いています。こちらに滞在している間にどんなことが起こるか予想がつきませんが、ボリビアの人達が話し合いによる解決法(改良法?)の可能性を捨てずに根気よく前進していくのを見守るしかありません。今まで通り、音楽、政治経済、社会、歴史、と色々なことに思いをめぐらせるボリビアでの数ヶ月になりそうです。