4月29日 (金)  カンクンにやって来て

今日からメキシコ最大のカリブ海リゾート、カンクンに来ています。数日後にキューバを訪れるので(カンクンからは空路1時間)そのついでにいるのですが、自分にとって12年ぶりのカンクンはそれほど変わった様子もなく、しいて言えば物価(特にホテル代)が1.5倍くらい高くなったことでしょうか。でも海の青さ、まるで蛍光塗料をたらしたような直視するのが難しいくらいの眩しさを持つカリビアンブルーはちっとも変わっていないし、それは本当に感動ものです。ユカタン半島のちょうど右上端にあるカンクンは、5つ星ホテルが立ち並ぶカリブ海に面した豪華なホテルゾーンと、海から数キロ内陸にあるダウンタウンに分かれていますが、けっこうエコノミーな旅を続けている僕はもちろん1700円程度で泊まれるダウンタウンを拠点として昼間にカリブ海やマヤの遺跡見物などに出かけています。このダウンタウンにいると、14年前に留学した素顔のメキシコ(カンクンからは遠く離れたメキシコ・シティですが。)の雰囲気の一端が感じられて嬉しいです。グリンゴ(欧米人)観光客向けの豪華なレストランのすぐ近くには地元のメキシコ人しか行かないタコスの屋台が並んでおり、立ち食いでかぶりつくタコスのまた美味しいこと!なんかメキシコ・シティでの青春時代に帰ったような錯覚に陥りました。とは言いつつも、もちろん美味しいシーフードレストランも満喫しました。でも僕にとって「メキシコのふるさとの味」と言えば屋台のタコスなのです。もう一つ面白いのは、観光リゾートであるために道々ではレストランやツアーの客引きがどんどん英語で話しかけてきます。ここでスペイン語で答えると一様に相手のメキシコ人は一瞬「なーんだ。」といった表情をし急にトーンが下がるだけでなく、中にはすっかり親しくしてくれる人もいるのです。実際に先日申し込んだマヤ遺跡ツアーを「中南米人特別価格」に割り引いてくれました。そんなわけで久々の「海抜0m」の濃い空気を満喫しています・・・。

(↓ユカタン半島最大の遺跡チチェン・イツァ)

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