7月18日 (月)  ナガモリ(つくば市)でのライブ

昨日の連休中日に、つくば市の老舗メキシコ料理屋「カサ・デ・ナガモリ」でのスペシャルライブを終えてきました。僕はつくば市での院生時代、もう今から13年も前にこの店を知ったのですが、あれから細く長いおつきあいをさせてもらっており、今回の店内ライブも実に7年ぶり。内容的にはホセ犬伏氏(ギター)とのドゥオでいつもやっているレパートリーが中心でしたが、なんせ普段はテーブルわずか3席の狭い室内に25人くらいのお客さんがつめかけて下さったので年代物のクーラーはほとんど効かず、演奏が始まると僕ら2名はたちまち汗だくになってしまいました。その過剰な熱気の中で、お客さんで来ていた昔の演奏仲間・千田史彦氏の本場ボリビア仕込みのケーナも入り、曲目はますますバラエティ豊かなものとなりました。同じく途中飛び入りで、つくば在住のベテラン・フラメンコギタリスト冨田巌夫さんのいぶし銀のような渋い演奏も入って、更にテキーラもまわりいい感じ。

しかーし!、当夜の空気を支配していたのは何と言ってもマスターのナガモリさんでした。実際に、ラテン文化を愛してやまない氏の熱い、そして押し一辺倒のスタンスに尻込みするお客さんも多く、1回でこの店に行くのをやめてしまう人もいるとか・・・、でもそれにも増してこのマスターの人柄に惹かれてすっかり常連になる人の方がもっと多いことも知っています。それも、タジキスタンで亡くなった筑波大の秋野先生(本コーナー2月分参照)や元筑波大の精神科医・小田晋など、これまたとりわけ個性的な人物ばっかし・・・、というか僕もその1人なんですが。日本のたいていのメキシコ料理店は、お客さんにペコペコして店も綺麗にしている割に料理がインチキだったりする、特に米テキサス風のテックス・メックス料理だったりするが、この店はまさにその正反対を行ってる(この日はライブ営業で料理はなく残念!)。まあとても万人にはオススメできませんが(笑)、ラテン大好きなガンコ親父の話を聴きながらメキシコの本物の田舎料理を味わうのを求めるならイチオシの場です。ちなみに僕のアミーゴだと言えばきっと良くしてくれますよ、あのマスターは。

(カサ・デ・ナガモリの情報、HPなどはないので。)
住所:茨城県つくば市松代3-4-28
電話予約:029-852-1745