7月5日 (火)  愛・地球博でのママニ・ママニ

昨日、アンデス共同館(ボリビア、ペルー、エクアドル、ベネスエラ4カ国)から招待いただき初めて愛知万博を訪ねて来ました。月曜日、しかもあいにくの雨ながらも各国のパビリオンは賑わっていて、特にヨーロッパ館など長蛇の列でしたが、関係者によれば普段はもっとすごい人混みで2時間も並ばなければならない事も茶飯事だそう。さて、アンデス諸国の会場を案内されて一番驚いたのは、ママニ・ママニ(Mamani Mamani)さんというボリビア人画家としては最も世界的に活躍している、民俗調の画風で知られる巨匠級アーティストが、小さなカウンターで作品やポストカードなどを紹介していたことです。もちろん僕も15年以上前からママニ氏の作品には惚れ込んでいましたが、ご本人に会ったのは初めて、しかも本当に気のいいタダのおっさん(決して失礼な意味でなく)という感じなので、すぐに仲良しになれました(こういうのが南米の芸術家の素敵なところなんですね)。その後はパビリオン内で4カ国スタッフの方々からリクエストがあったので、いきなりチャランゴと唄で「ゲリラ演奏」をかましましたよ、生ビールもらって2時間も、それはもう大騒ぎ!!南米の人達だけでなく、その場に居合わせた日本の入場者の方々にもすごく喜んでいただけたようです。そして「宴もたけなわ」の頃、なんとママニさんが、会場で展示販売している豪華絢爛な分厚い作品写真集に、サインと僕の簡素な似顔絵まで描いてくれてプレゼントして下さいました。あまりに恐縮した、というか正確には嬉しさがこみ上げたので、たまたま持ってきていた僕のCDを差し上げました。皆さんも万博に行く機会があれば、ぜひアンデス共同館を訪ねてみて下さい。

なお、ママニ・ママニ氏の作品は下記サイトの「ART」欄でいくつか鑑賞出来ます。http://members.tripod.com/mamani_mamani/