9月23日 (金)  関西3ライブから帰って

この9月14日(水)にボリビアから帰ってきました。今回はたった2週間の、しかしとてもあわただしい滞在だったので帰国後の逆カルチャーショック(?、どっちが「逆」なのか分からないが。)もほとんどなく、そして時差ボケがどうのこうの言う間もないまま3日後の17日には大阪(昼)と神戸(夜)で、18日(日)は京都でCD「チャランゴ巡礼」発表記念ライブでした。このお披露目コンサート、大々的には東京で年内早めに開催しようと現在準備中なので、首都圏の方々には今しばらくお待ちいただきたく思います。

さて、自分の出身地でもある関西での日本初のCD記念リサイタル、1日目の大阪「プカソンコ」では新しいファンの方々に加えて当時お世話になっていた先輩演奏者の人達もかけつけて下さいました。アンコールでは80年代に創立し活動していたグループ「タンタナクイ(もちろん今も健在)」の井上暁氏(ケーナ)と近藤眞人氏(ギター)にも飛び入りで加わっていただきました。

また、今回の3ライブではカサ・デ・ラ・パパ店員でもある近藤氏のご紹介で、大阪の大学生で新進気鋭の神田哲拓さんにもケーナとサンポーニャで特別出演をしてもらいました。その際に気付いたのですが、僕とギターの犬伏氏とこの神田さんは、なんとちょうど10歳ずつ年齢が離れているのです!僕が大学生の頃に年長者に生意気な口を聞いたり音楽論とやらを振りかざしていたことを思うと、今の大学生はなんて人間がデキてるんだ、と思ったりもしましたが、まあきっと人それぞれなのでしょうね。関西にも確実に若い才能が育っていることを嬉しく実感しました。

1日目夜の神戸は、昼間の大阪の疲れが残っている中なんとかステージを乗り切り、その後打ち上げもそこそこに爆睡!やはりここで「時差ボケ」を我慢していたツケが出たようです。この神戸ライブは、鈴蘭台で串カツ屋「大吉」をやっている大学時代からの仲間、松本隆氏ご夫妻のおかげで、同店のならびにある特設ギャラリーで実現しました。松本氏は神戸でひっぱりだこの「グルーポ・ゆい」でもギターを弾いていますが、この日もアンコール+アルコールでエプロン姿で飛び入り(写真・左下)!こういうところが各地のライブでの予期せぬ楽しみでもあります。

さて翌18日の京都は、雰囲気はうって変わりクラシックの有名アーティストが常時演奏している名所トルヴェール・サロンHIROSEとあって、やや緊張気味な中、それでも耳の肥えたお客さんにもボリビアの空気を十分感じ取っていただけたように思いました(写真・右下)。合唱指揮者として世界的に活躍なさっている廣瀬義彦先生のご自宅を改造したこの会場、クラシック以外では初の試みだったらしいですが、音楽が与える感動にクラシックやポピュラーという垣根はない、ということが実感できました。この京都コンサートでは、小学校時代からのギターの恩師である松永洋三先生も来られました。思えば少年時代、先生のギター教室兼ご自宅は僕に大きな安らぎを与えてくれた場で、それに何よりもそこでチャランゴという楽器にお目にかからなかったら今の(チャランゴ奏者としての)自分は存在しなかったのです・・・。

2日間の関西ライブを通じて、本当に有難いことにご来場下さったほとんどの方が新作「チャランゴ巡礼」をお求めになられました!またご意見などお待ちしております。応援いただきありがとうございました。

↓神戸・大吉ギャラリー(17日) ↓京都・トルヴェール・サロン(18日)

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