5月22日 (月)  恵泉スプリングフェスタ

20日(土)に恵泉女学園大学の春のイベント「スプリング・フェスタ」のトリ行事として演奏に招かれました。昨年も実は2度ほどこの大学で演奏しましたが、今回はコンサートも出来る設備を擁する大ホールでの開催。4人では初顔合わせの僕たちのクワルテート・ボリビア(ボリビア4重奏団)、それに日本では珍しいペルー海岸地方の音楽と舞踊で活躍中のペーニャ・ハラナ(演奏)とアシ・エス・ミ・ティエラ(舞踊)が予定時間の2時間を折半する形で舞台を進めました。

クワルテート・ボリビアの方は僕と橋本仁氏(ケーナなど)、ホセ犬伏氏(ギター)という今までにも何度も合わせている3人に今回初めて菱本幸二氏(サンポーニャなど)が加わり、ボリビアものを中心に、比較的親しみやすい曲の間にもチャランゴソロや僕のコンセルティーナ(まだまだそう見せられるシロモノでないが珍しい楽器だったので紹介したかったのです。)をはさみ変化をつけました。菱本さんと橋本さんの笛の2重奏も素晴らしく、この日最高の聴きものとなったと思います。今回だけでは本当にもったいないので、このクワルテートでまた演奏の機会を作って行きたいと考えています。

一方のペーニャ・ハラナは、わいわいガヤガヤ楽しむといった彼らのポリシーにあるとおり、肩肘の張らないナチュナルな雰囲気の演奏で魅了してくれました。ペルー音楽といえば「コンドル・・・」ばかりがクローズアップされる中でそれとはまったく異なる黒人系、あるいはクリオーリャ系音楽に根強くこだわる姿勢には共感できます。アシ・エス・ミ・ティエラの2人組の踊りは、その地方ごとに変化に富んだきらびやかな衣装とともに、ペルー太平洋岸のさわやかな潮風を運んできてくれました。

演奏後一同は打ち上げで再び盛り上がりましたが、和気あいあいといった感じで同じラテンアメリカの音楽ながら異なるジャンルの「音楽人」同士が打ち解けた、これも舞台と同じくらい素敵な空間となりました。

(左上)クワルテート・ボリビア。(右上)ハラナ&アシ・エス・ミ・ティエラと一緒に。
(下)打ち上げを終えて。

20060522-1.jpg 20060522-2.jpg 20060522-3.jpg