7月16日 (日)  北海道3公演(その2)

北海道の2日目、16日はお昼に美唄市(札幌から北東に2時間)、夜は江別市(同1時間)という少しハードなスケジュール。美唄市は以前にも一度演奏したところで、高齢者の方々が多く、今回もお客さんの平均年齢は65歳くらいかな?といった感じでした。みなさんチャランゴはほとんど初めての方々のはずなのに、その集中力にはこちらも圧倒されるほどで、とても熱心に聴いてくださって感激しました。(なおこの美唄は前回に引き続き北海道公演の総コーディネータを引き受けて下さった三谷修司さんのご実家がある地で、今回の開催にあたりお母様ならびに奥様のご尊父高橋さんにお世話になりました。)

場所は、美唄市役所の大会議室、なのに天井には立派な照明設備となんとミラーボール、聞けばよく市民の方々によるカラオケなどの催しも行われるそうです。そんなわけで役所でやるお堅い演奏会というイメージはすぐに払拭され、会場はコンサートホールに早変わり!、とても落ち着いた雰囲気で演奏できました。

この美唄でもっとも驚いたのは、地元にお住まいでチャランゴを製作しておられる男性とお知り合いになれたことです。戸嶋さんというその方は、なんでも仕事をリタイヤした後に悠々自適の暮らしの中でチャランゴの製作を始められたとのこと、最初は会場に作品の写真だけを持って来られたのですが、どうしても弾いてみたいという僕の願望に快く応じてもらい、わざわざ自宅にとりに行って下さいました。そこでコンサートの中でそのうちの1本を演奏するという光栄に恵まれました。あたたかみのある音色、それは製作者の精魂がそのまま現れているもので、本当に感慨深くなりました。

(上左)会場の市役所入口の案内板!(上右)前夜の札幌と違って終始落ち着いた雰囲気。(下)美唄在住の戸嶋さんの手による楽器を紹介、演奏させていただきました。

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