8月31日 (木)  ボリビアで四十路を迎えて

なにか老け込んだ(?)見出しですが、トップページにも記したとおり8月25日から1ヶ月の予定でボリビアに滞在しています。大御所ハイメ・フナーロとのレコーディングの続きに明け暮れていますが、それよりもっと自分にとってインパクトがあったのは、今日8月31日に四十路というものを迎えたことです。そういえばこの8月31日という日はなぜかいつもボリビアにいるのですが、今回改めて感じたのはこちらの人達はあんまり「年齢」に重きを置いていないことです。いやいやヘタすると自分の年齢をスッと言えない人もいたりします。で、生年を聞いてみたら(→こちらはけっこう覚えている)案の定1年か2年ずれているー(笑)、そのあたりは日本人の自分には理解しがたいです。あの巨匠エルネスト・カブールさんに至っては公表されている生年が確か1940年なのに、しかも本人が自著にそう記しているのにかかわらず、誕生日の度に実際より4年若い年齢を主張します。それが自分を若く見せようとする冗談などではなく、真剣なのだから本当に頭をかかえてしまいます。

40が不惑の年なのかどうかは本人の心がけ次第のような気もしますが、音楽そのものはこれ位の年齢から円熟の境地を目指さねばならないと思います。また、今まで音楽とどのように向き合ってきたかが「中間決算」として現れるのもこの時期でしょう。とにかくはこれからもより進化して行こうと思っていますので、みなさん応援よろしくお願いします。