9月14日 (木)  バレ・ウン・ポトシ表彰記念コンサートを終えて

今日、ラパスでも屈指の音響&照明設備をもつラパス日本人会館ホールにて、歌手ダビー・ポルティーリョ氏との共作曲「バレ・ウン・ポトシ(ポトシのごとく)」に対してポトシ県人会による表彰式が行われ、あわせてコンサートが開催されました。この曲は2002年末に発表された「天地逆転(ディスコグラフィ参照)」の7曲めなのですが、ポトシの鉱山にまつわる壮大な歴史が語られる歌詞(ダビー氏による)は同CDの中でもとりわけ社会的内容の深いものです。

コンサートは僕、ダビー氏のほかに、カルロス・ポンセ(サンポーニャ)、アレハンドロ・アラルコン(ケーナ&サンポーニャ)、ダニーロ・ロハス(ピアノ)、ファン・カルロス・コルデロ(ギター)といった錚々たるマエストロらに加え、ゲストに現在1年間のチャランゴ留学中である神戸出身の安達満里子さんも熱演、初の試みながら舞台脇の5メートルのスクリーン(プラス3台のカメラ!)の効果も手伝って、200人で超満員のお客さんとともに盛り上がりました。1ヶ月という短い滞在期間中にこのような機会を与えてもらって感激でした。同時に、自分は「ボリビアの」音楽家でもあり続けなければいけない、という心地よい責任感を改めて感じた夜となりました。

(ボリビア・ラパスにて。)

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