6月1日 (日)  六本木ノチェーロ・ライブを終えて

昨日の土曜夜(5/31)は六本木「ノチェーロ」で、
(同店では)チャランゴメインとしては4年ぶりのライブでした。

ライブハウスというより大人のスナック(←古風?)
のような雰囲気のお店ですが、
他のアーティストのライブでの飛び入りやコラボなど含めれば、
けっこうしょっちゅうお世話になっている場所でもあります。
つい10日前にはバンドネオンの小川紀美代さんの
演奏に参加させてもらったりとか・・・。

で、今回の共演はギターのちえい氏と
管楽器(サンポーニャ・ケーナ)の岡田浩安氏、
このお二人とはここ数年はいろいろな機会で
トリオでも演奏しているので、既に息はぴったり。

音楽的にも技術的にも非常に多才で確実性に満ちた人達なので、
僕のように、言ってみれば当日や、
最悪の場合、本番中にころころ
プログラムを変えてしまう(笑・・・)
わがままなソリストにとっては大変ありがたく、
また心強い最高の仲間でもあります。

独白すれば、
曲目をときおり変更してしまうのは、
その時の自分の気分やコンディションといった
都合ももちろんあるんですが、
実のところ、その場でのお客さんの反応にも
影響される部分が多いのです。

ちょっと雰囲気が単調気味かなと思ったら、
歌の曲やリズミカルな曲をはさんだり、
そういうことがある程度許されるのが、
大ホールではない小さなライブハウスの魅力ですね。
お客さんと同じ目線でいっしょに呼吸しながら
ステージを作っていくという、
そういう感覚が大好きです。

変な前置きでしたが、
それで昨夜のノチェーロ、
お客さんもボリビアで知り合った日本人の方々や、
はたまたブエノスアイレスから合気道を習いに
1ヵ月半の滞在で日本に来ているアルゼンチン人青年、
(この人は僕の知人であるアルゼンチン人の
チャランゴ奏者についてチャランゴを勉強している
人でもあるのですが・・・)などなど、
いつもとは違う方々も。
休憩時間には日本語とスペイン語が飛び交い、
まるであちらのペーニャにいるような錯覚に
陥りました。

ノチェーロは3ステージなので、
演奏曲目も20曲前後とかなりヘビー、
でもそんなことも忘れるくらいの、
まあおそらくは店にキープしていた
シンガニ(ボリビアの蒸留酒)のパワーもあって、
なんとか無事に終了できました。

5月17日にやった「チャランゴの集い」以降、
その後も公私ともにいろいろあって
休日というのが一日もなかったので疲労はたまってたんですが、
それでもチャランゴを、
そして音楽を生活の中心に据えることができる
今の生活というか人生そのものに感謝しています・・・。
もちろんそれは、素晴らしき共演者の仲間やお客さんのおかげです。