8月9日 (日)  怒涛の北海道ツアー!(その1)

8月7日(札幌市)、8日(江別市)、9日(美唄市)と、
3夜連チャンで北海道で3年ぶりに演奏してまいりました。

北海道は、今回同行してくれたギタリスト智詠氏との
初共演の場でもあり、この3年間ずっと一緒に演奏してきた
成果を道内のみなさんにぜひ披露したく思っていたところ、
私の北海道公演では毎度全日程のコーディネーターとして
お世話になっているMさんご一家(ボリビアで知り合った仲です)
から今年のツアーの話をいただいたのです。

結果としては、あらゆる意味で充実しきったツアーとなり、
今も余韻から抜け出せない気分でいます。

初日の札幌公演の前夜に智詠氏と同市入りしていたので、
2人での「前夜祭」は大通り公園のビアガーデン!!
これがすごいカルチャーショックなものでした。

ビール最大手4社によって占められた
計500mくらいの大通りの敷地で、
万単位の市民がビール片手に大盛り上がり、
つまり街中がビアガーデン化した光景は壮観!でした。
ビル屋上のビアガーデンならどこにでもありますが、
普通の繁華街の車道に囲まれた敷地というのは
けっこう意外性がありました。

おまけに営業時間は昼12時からというもので、
興味本位に翌日昼過ぎに再訪したら、
お年寄りや小さな子ども連れのママさん集団が
みーんな大ジョッキを味わっていて
これにも感動〜でした。

で、本題に戻りますが、
7日夜の会場は今回初めての「エル・マンゴー」。
すすきののど真ん中にあるラテン系ライブハウスで
オルケスタ・デ・ラ・ルスなども公演している
札幌を代表するラテンスポットです。

お店には90人近い人たちがぎっしりつめかけて下さり
(多くはネクタイ姿のサラリーマン&OLでした)、
みなさんチャランゴは初めてという感じでしたが、
しっかり盛り上がって下さいました。

そして、この日と翌日夜(江別市)はなんと、
たまたま休暇で札幌に来られていたバンドネオン奏者
小川紀美代さんにも入っていただき、
「リベルタンゴ」など数曲のセッションまで実現しました。
開演直前の数分間の打ち合わせにしては
あまりに息もぴったり、
こういうのはやっぱり人間関係がよくないと
ありえないことだな、と嬉しく実感しました。

翌日(8日)は、江別市のアートスペース「外輪船」。
こちらは3年前にも使わせていただいた会場なので、
主催のクルブ・ラティーノ(江別市の民間国際交流団体)の
方々との再会も嬉しく、
その後会場での打ち上げも含め終始和気あいあいでした。
と言っても演奏の方は、
札幌のライブハウスとは違ってより落ち着いた
ホールコンサートの雰囲気だったので、
その分技術的な安定感も増したように思います。
100人近いお客さんも一曲一曲を集中して聴いて下さいました。

ところで前回もそうでしたが、
なぜか江別周辺にはラテンアメリカ在住経験者が
多いようで、
この夜も昔アルゼンチンにずっと勤務していた初老の方など、
何人ものお客さんからラテン生活体験のお話を聞き、
たいそう興味深かったです。

(クルブラティーノさんのサイトで同夜の写真やYoutube画像なども早速アップして下さっています。↓)
http://clublatino.exblog.jp/

(つづく)