9月4日 (土)  南米コンサートツアー報告記(ボリビア・ラパスA)

9月4日(土)、ラパス2日目の公演は、
日本人会館(Sociedad Japonesa de La Paz)ホール。
ここには日本政府が文化無償で機材供与(音響・照明)した
立派な設備があり、
やはり僕も過去に自分のレコ発コンサート(05年)を含め
何度も演奏している、おなじみの会場です。

2夜目ともなると、メンバー同士のステージでの意思疎通も
早くも完璧に近い状態になってきました。
グループ演奏の方も円熟味がより増してきて、
個人的には今回のボリビア公演の中では一番自分の理想に近い
演奏ができたかな?とも思いました。

「日本人」会館といってもお客さんのほとんどはボリビア人、
前日のテアトロほど格式ある場所でもなかったので、
お客さんもとてもリラックスして楽しんでおられたように感じられました。
アドリブでのそれぞれのソロ部分でも割れるような熱い拍手!

また自分のMC(スペイン語)に丁寧に(?)反応してくれては
その度に爆笑してくれる、そんなあたたかいお客さん、
もーう最高でした!

ただひとつ悩まされたのは、実は前々日から、
(たぶん)生卵にやられたのか強烈な腹痛下痢で瀕死に近い
状態だったこと・・・。

いくらラパスに慣れているとはいえ油断大敵とはこのことでした。
それでも摩訶不思議なことに、演奏の最中は痛みなど感じられず
ぜんぜん平気だったこと、
つまり演奏にはまったく影響なかったのです。

幸か不幸か、ともこのことでした。
何よりも体調管理には気をつけなきゃ!

ちょっと余談、体調と言えば、ラパスは3700mのアンデス高地、
だれもが「高山病大丈夫?」と心配するものですが、
僕は昔から高山病にはかかりにくいようで、
しかも幸いなことに小川さんも問題なかったようなので
何よりでした。
以前日本から来たジャズのグループは悲惨だったようで、
管楽器奏者なんかは1曲ごとに舞台そでで
酸素ボンベの吸引を行ってなんとかステージをこなしたとか!