月日のうつろひ 2005. 1
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1月31日 (月)  思い出横丁

昨夜、友人数人と新宿の「思い出横丁」に初めて行きました。せまい路地の両側に焼き鳥屋や中華などの、早い話、一杯呑み屋がひしめいている魅力的な界隈です。京都にも昔「一杯横丁」というのがあったのだけどいつの間にかなくなってしまいました。ところが話によればこの新宿のも08年には西新宿再開発によって消滅してしまうかも知れないのです。石原都知事は大道芸を「活気があって良い」として振興しているくらいだからこの思い出横丁をなんとか救うことはできないものでしょうか?この際ユネスコの「世界遺産」、それが無理ならせめて「風致地区」にするとか。ちなみに今住んでいる千葉県津田沼は、チェーン系列のジャンキーなB級グルメやデパートばかりの新市街、でもそんな中に駅北口そばにただ一軒たたずむ地元の榊原精肉店直営の焼き鳥屋(立ち呑み!)があります。初めて入った時には、昔からの幼なじみっぽい初老のおっさんたちが数人で談笑していて、それはいい雰囲気でした。人間関係も希薄になりがちな新市街にしっかり根をはっている立ち呑み屋のたのもしさに心を奪われました。


1月30日 (日)  ボリビアのケーナ

昨夜は仙台在住のケーナ奏者高橋易宏氏の東京初ライブでした。彼とは数年間共演を続けているホセ君がギター、そして僕がコンサートの半分くらいですがチャランゴで加わるという構成でした。日本でケーナを吹く人は沢山いるけれど(一説には3万人以上)、高橋氏のそれは70年代のボリビア流のぶっとく熱い音。ああいう音で吹ける人は日本にはほとんどいないでしょう。まるで体全体からケーナが聞こえてくるような圧倒的な演奏にお客さんも感激していました。東京はボリビア音楽のライブが毎週のようにあるけれど、演奏者・お客さんともにどうしても似たような顔ぶれになってしまうので、高橋さんのように地方でばりばり活躍している人たちが東京にもどんどん来れるような態勢を作って行きたいものです。


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