月日のうつろひ

月日のうつろひ 2006. 4

4月10日 (月) ふたたび日本より

おとといボリビアから戻ってきました。２ヶ月の滞在は予想以上に忙しく、旅行好きの僕には珍しいことに、一歩もラパスから出ない状況でした。でもしっかり、ボリビアの方々には何度もパリジャーダ（南米風の豪快なバーベキュー、ひとり５００グラム以上は頬張る！）をやってもらったし、たいていの会いたかった人たちとは音楽酒場などで朝まで呑めました。

ハイメ・フナーロさんとのＣＤ制作はいろいろな事情でアレンジが完成した段階で今回はいったん打ち切り、今後レコーディング参加者を決定した上でリハーサルの上、８月以降にレコーディングという運びになりました。実は主役のハイメさんも今月末には現在の居住国フランスに戻らねばならないからです。とは言え、今回のアレンジは先月にも書いたとおり（自分にとっては）最新の音楽ソフトを駆使して完成させたので、今までやってきたボリビア音楽の中ではもっとも密度の濃いものとなりそうです。

ついでに別の話、たった数年前までは帰国後一番に口にしたい「日本食」は間違いなくラーメンだったはずなのに、最近ではすっかり、うどんと回転寿司になっています。加齢現象なのかも知れませんが、いや、そうに違いないと思いますが、やっぱり日本の食事はヘルシーですねー。南米の肉中心でスパイスのきいた食事も魅力的で、特に遠く離れた日本にいると禁断症状が出てくるのですが、やはり毎日では体も重たくなってしまいます。巷でいう「世界３大料理」は中華、フレンチ、トルコ料理らしいですが、この素晴らしい日本料理がなぜ入っていないのか不思議なくらいです（まあきっと西洋人の舌には理解しがたいだけの話でしょうが）。

ではみなさん、また会えるのを楽しみにしています！機会あれば目下練習中の「なーんちゃってコンセルティーナ」（３月分参照）も聞いてやって下さい。

（左上）お別れパリジャーダ、右端の肉の塊に注目！（右上）米国公演に向かう人気女性グループ「グルーポ・ボリビア」と帰りのラパスの空港でばったり。（左下）２人の同志、ダビー・ポルティーリョ＆カルロス・ポンセ（サンポーニャ）と。