月日のうつろひ 2006. 7
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7月17日 (月)  北海道3公演(その3)

北海道最後のコンサートは江別市の、レトロな感じが素敵な「アートスペース外輪船」で行われました。主催していただいたのは地元のラテン文化愛好家による市民団体クルブ・ラティーノ。北海道のラテン愛好者の層の厚さを実感したものです。

開演時間のだいぶ前から会場にはたくさんの方々が集まり、中には僕がかつてボリビアで知り合った日本人、ボリビア人等との再会もあり、加えて前夜の札幌からのリピーターの方々も来られたことから、自分の中では開演前から感謝感激の気持ちが盛り上がっていました。

演奏のほうは、今回北海道各地で出会った方々との思い出が早くも走馬灯のようにかけめぐっていたせいか、一層力が入ったように感じています。そしてスペシャルゲストとしてラストにはサンポーニャ奏者・岡田浩安氏にも参加してもらい、最新CD最後の曲でサンポーニャが活躍する「プカラニの想い出」等を演奏しました。アンコールでは、主催関係の方々などが飛び入りでクエッカの舞踊を披露、ボリビア人にとっては第2の国歌である「わが祖国ボリビア万歳」で舞台は熱く幕を閉じました。

3公演にわたって主催側でお世話になった方々、聴きに来て下さった方々、それから今回初共演にして初の遠征でわがままな自分に心地よくつきあってくれたギタリスト小林氏にこの場を借りて改めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました!
(なお、「フォトギャラリー」にもこの北海道ツアーの写真記事あります。)

(上左)開演30分以上前の様子、実に素敵なスペースです。(上右)全身全霊をこめて。(下)燃え尽きたアンコール風景(写真;クルブラティーノ=http://clublatino.exblog.jp/i3)。

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7月16日 (日)  北海道3公演(その2)

北海道の2日目、16日はお昼に美唄市(札幌から北東に2時間)、夜は江別市(同1時間)という少しハードなスケジュール。美唄市は以前にも一度演奏したところで、高齢者の方々が多く、今回もお客さんの平均年齢は65歳くらいかな?といった感じでした。みなさんチャランゴはほとんど初めての方々のはずなのに、その集中力にはこちらも圧倒されるほどで、とても熱心に聴いてくださって感激しました。(なおこの美唄は前回に引き続き北海道公演の総コーディネータを引き受けて下さった三谷修司さんのご実家がある地で、今回の開催にあたりお母様ならびに奥様のご尊父高橋さんにお世話になりました。)

場所は、美唄市役所の大会議室、なのに天井には立派な照明設備となんとミラーボール、聞けばよく市民の方々によるカラオケなどの催しも行われるそうです。そんなわけで役所でやるお堅い演奏会というイメージはすぐに払拭され、会場はコンサートホールに早変わり!、とても落ち着いた雰囲気で演奏できました。

この美唄でもっとも驚いたのは、地元にお住まいでチャランゴを製作しておられる男性とお知り合いになれたことです。戸嶋さんというその方は、なんでも仕事をリタイヤした後に悠々自適の暮らしの中でチャランゴの製作を始められたとのこと、最初は会場に作品の写真だけを持って来られたのですが、どうしても弾いてみたいという僕の願望に快く応じてもらい、わざわざ自宅にとりに行って下さいました。そこでコンサートの中でそのうちの1本を演奏するという光栄に恵まれました。あたたかみのある音色、それは製作者の精魂がそのまま現れているもので、本当に感慨深くなりました。

(上左)会場の市役所入口の案内板!(上右)前夜の札幌と違って終始落ち着いた雰囲気。(下)美唄在住の戸嶋さんの手による楽器を紹介、演奏させていただきました。

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7月15日 (土)  北海道3公演(その1)

久々、それも3年近くぶりに北海道へ行ってきました。2日間で3つのコンサートというスケジュールですが、地元の皆様のあたたかさと情熱でとても楽しく乗り切ることができました。

その第1日目は7月連休の初日でもある15日、以前にも演奏したことのある札幌のお店「パザール」で行いました。そのわずか数時間前にサッポロビール園でジンギスカン食べ放題&できたてビール呑み放題でたっぷりエネルギー(?)をたくわえたので、ライブの初頭からぶっちぎりの怒涛の勢いだったように思います。それほど広くはない店内は、1ヶ月前に前売り完売だったおかげで超満員、お客さんの中には久々にお会いする札幌の愛好家の方々もちらほら、とてもいいムードです。

コンサートも後半になると、午後にいただいたビール(なんとジョッキをひとり5杯ずつ呑んだ!)が会場の熱さも手伝って余計にまわり、最初の予定にないフラメンコの曲なんかもギターの小林智詠氏にふってしまいました。この小林氏とは今回のツアーが本格的な初共演だったのですが、事前のリハなどを通じてすっかり打ち解けていたので、もうなんでもアリ!(笑)のようなノリで楽しく進みました。とりあえずは快調の初日でした。

(上左)サッポロビール園にて、今回の総コーディネーターの三谷さんと3人でガソリン補給。(上右)怒涛のライブ本番!(下)パザール店内、熱気むんむんの様子。

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