月日のうつろひ 2006. 8
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8月31日 (木)  ボリビアで四十路を迎えて

なにか老け込んだ(?)見出しですが、トップページにも記したとおり8月25日から1ヶ月の予定でボリビアに滞在しています。大御所ハイメ・フナーロとのレコーディングの続きに明け暮れていますが、それよりもっと自分にとってインパクトがあったのは、今日8月31日に四十路というものを迎えたことです。そういえばこの8月31日という日はなぜかいつもボリビアにいるのですが、今回改めて感じたのはこちらの人達はあんまり「年齢」に重きを置いていないことです。いやいやヘタすると自分の年齢をスッと言えない人もいたりします。で、生年を聞いてみたら(→こちらはけっこう覚えている)案の定1年か2年ずれているー(笑)、そのあたりは日本人の自分には理解しがたいです。あの巨匠エルネスト・カブールさんに至っては公表されている生年が確か1940年なのに、しかも本人が自著にそう記しているのにかかわらず、誕生日の度に実際より4年若い年齢を主張します。それが自分を若く見せようとする冗談などではなく、真剣なのだから本当に頭をかかえてしまいます。

40が不惑の年なのかどうかは本人の心がけ次第のような気もしますが、音楽そのものはこれ位の年齢から円熟の境地を目指さねばならないと思います。また、今まで音楽とどのように向き合ってきたかが「中間決算」として現れるのもこの時期でしょう。とにかくはこれからもより進化して行こうと思っていますので、みなさん応援よろしくお願いします。


8月9日 (水)  新しい土地で

先週、2年近く暮らした津田沼から同じ千葉県の柏方面に引越してきました。千葉といっても常磐線沿いの茨城県境に近い、けっこう片田舎な雰囲気が残る地域です。これからは今までの都心志向もいいけど地元密着型の演奏活動の可能性も探って行きたく思い、さっそく演奏できそうなスペースをいろいろあたっています。

ところで昨夜池袋から1時間かかって着いた「最寄駅の一駅手前」で待ち時間があったのですが、なんとホーム階段に座って雑誌を読んだり携帯している人達がけっこういたのにカルチャーショックを受けました(別に悪い意味でなく)。それもこのテの常習犯の女子高生などでなく、フツーの主婦やサラリーマンなんですよ!まあ、とってもすいている各駅停車のホームだったんで別段誰に迷惑かけるような行為でもなかったのですが。ひょっとするとこれはこの辺りの地域では自然なことなのかな?とか思いました。

昔ホセ犬伏氏と東北ツアーのために東北本線を上野駅からずっと鈍行を乗り換えて北上した時、確か黒磯(栃木と福島の県境あたり)で乗り換えた途端車内にワンカップ酒のにおいが充満していたのにある種の「地方色」を感じたのを鮮明に覚えています。そういうカルチャーは田舎の在来線らしくって面白いけど、都心の電車の中で化粧したりしている女学生やOLにはいまだ抵抗を覚えたりもします。まあそういう思いも人それぞれなのでしょうか・・・。


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