月日のうつろひ 2008. 12
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12月24日 (水)  宮城県での演奏納め

いよいよ08年も終わろうとしてますね!
今年は演奏活動はやや控え目でしたが、
相変わらずいろいろな想い出ができました。
そして先日の22、23日と続いた宮城県内のライブが
今年最後の仕事となりました。

今回は「ティエラ・アンディーナ(アンデスの地)」という
名称の4人ユニット、
僕と橋本仁さん(ケーナ)、岡田浩安さん(サンポーニャ)、
智詠さん(ギター)の、
東京ではいつも顔を合わせている気ごころ知れたメンバーですが、
意外にもこの4人だけで演奏するのは
昨年が初めてでした。

都内から車で22日(月)の明け方に仙台入りし、
その日の午後いっぱいは松島海岸のとある一流ホテルでの
契約演奏、なんとも賑やかな催しでした。

徹夜+明け方の仮眠後のことだったので
夕方にはみんなまぶたも重くなっていたのですが、
その日の夜は、
現在、石巻市にお住いで旧知の朝日新聞の高成田さんご夫妻
の自宅に4人とも招かれ、
絶品寒ブリ・モンゴウイカ刺や猪鍋&カキ鍋などを
たらふくごちそうになり、
その後は余興演奏などで盛り上がりました。

実はその高成田さん、論説委員時代の02年8月に
ボリビアに取材に来られた際に仕事で4日間
アテンドしたのが最初のご縁でした。

その際には本業の政経関係の記事以外にも、
全国版の夕刊で僕のことを紹介していただいたり、
あと、蛇足ながら当時ボリビアで青年海外協力隊助産師だった
僕の妻(←当時は他人)のことを「天声人語」で
大きく取り上げてもらったり・・・、
その他にも細く長くおつきあいいただいていましたが、
今回会えるとは思っていなかったので
一か八かで連絡とってみて正解でした!

大新聞社の元幹部とは思えぬほど、
とってもフレンドリーなジェントルマンなんですが、
今は「さかな」から世相を読み解くというテーマで
これまた面白いエッセイをネットで連載してるので
興味ある方はぜひ!

http://www.ewoman.co.jp/profile/profile.html?c=036150005

・・・話戻りますが、翌日23日(火・祭)、
深夜に仙台市内で食べた某熊本ラーメン有名店での
意外にしつこすぎた一杯の後遺症を一同患いながらも、
主催の植松さんたちに仙台でも一級の牛たん屋さんに
連れて行ってもらい、ランチ。
胃が重たかったはずなのにこれがまたやわらかくて
今まで食べたことのないほど激ウマの厚切り牛たん、
じっくり堪能させていただきました!

仙台市内のライブは午後3時から、
この4月にも智詠氏と演奏した純喫茶「シンガポールナイト」での
マイクなし・かぶりつきコンサート。

さすがボリビア音楽ファンがたくさんいらっしゃる同市だけあって、
演奏活動を長らく行っている方も客席にちらほら、
熱〜い1時間半でした!

実は「ティエラ・アンディーナ」は、
それぞれに活動を行っている演奏家による
いわば「寄せ集め」ユニットなのですが、
キャラ濃すぎの4人が集まってこそ生まれる
独特の空間があるように感じます。
バトルっぽい部分もあるけどなぜか調和している、
それは日頃からのメンバー同士の人間関係を
表しているようにも思います。

このメンバーで演奏したり旅をしたり
土地の味覚に酔って飲んだくれる、
それはそれは楽しいものです。
お客さんにもそういう楽しさが伝わったのであれば
嬉しいことですね。

そういうわけで今回もいろいろな方にお世話になりましたが、
中でも毎回仙台でアレンジして下さっている
マイミクの植松さんには感謝の言葉も見当たりません。

そしていつも応援下さっている仙台の方々と
再会を約束して別れる時の感動!!
中には今年結婚されたばかりのカップルや、
また僕と同じく今年赤ちゃんが生まれたアミーゴ、
会うたびに人生・時の流れといったものを
感じます。

そうしたみなさんすべての幸せを願って、
今日はメリークリスマス!!!!!!!


12月14日 (日)  ノチェーロ今年最後のステージ

昨夜(12月13日(土))は六本木ノチェーロで
今年最後の僕のライブでした。
ノチェーロではなるべく毎回共演者にいろいろな方を
招待していますが、
今回は2年半ぶりにステージ復帰を果たした
犬伏青畝(ホセ)氏とアンデス管楽器のマエストロ・菱本幸二氏。

この3人だけであわせるのは初めてでしたが、
当日のレパートリーは互いのメインフィールドである
「ボリビア音楽」であっただけに、
ムシカ・デ・マエストロスのレパートリーなども含め、
しんしんと冷え込む季節とは思えぬほどの
「熱〜い演奏」になったと思っています。

「ボリビア音楽」と「ボリビア生活」の両方で心から敬愛する
先輩・菱本さんと僕のギターだけでも数曲やりましたが、
演奏中、ほんとにボリビアに飛んで行ったような錯覚に陥った、
そういう雰囲気に襲われた素晴らしい経験をしました!
途中、(互いに時期は違いますが)所属していた
ムシカ・デ・マエストロス時代の逸話などもはさみ、
会場は始終和気あいあいでした。

また、長年の共演仲間であるホセ氏は
2年前の勤務先での不慮の事故で
ギターが長期間弾けなくなってしまっていたのですが、
懸命のリハビリで見事に昨夜は、
彼独自の美音と抜群のリズムワークを披露してくれました。
・・・・心底感動しました。

ほとんど唯一の反省点は集客がイマイチだったこと(涙・・・)、
いろんな要因はありましたが、
結局は自分の努力不足。
せっかくの貴重なトリオ編成、
次回にはもっとたくさんの方々に聴いてもらえるよう
考えていきたいと思いますので、
みなさんからも叱咤激励よろしくお願いします!


12月7日 (日)  桑原健一氏のレコ初ライブ

本日12月7日(日)、
日本有数の若手実力チャランギスタ・桑原健一氏の
ボリビア制作CD発表記念リサイタルがあり、
全曲ギター奏者として参加してきました
(於;目黒ラテン文化センターCafé y Libro)。

彼と知り合ったのは僕がまだボリビア在住時の03年末のこと、
これまでもたくさんの日本人ミュージシャンを受け入れている
僕のホームステイ先にたまたま長期下宿していたという縁です。
そのころから、ラパスでサウル・カジェハスさんに習っていて
非常に意欲的にチャランゴ研修に励んでいました。

その後は当時僕がギター伴奏をさせてもらっていた
コチャバンバを代表するチャランギスタ・アルフレド・コカ氏を
紹介し、同市でコカさんにも習うことになりました。
桑原氏はそのころ若干20歳くらいでしたが、
すでにチャランゴの「王道」を着々を歩んでいたわけです。

そして完成したCDの、これまた意欲的なこと!
当日は僕のほかにも彼にゆかりの深い若手ミュージシャンたちが
管楽器、パーカッションで共演しましたが、
幾度ものリハを重ねた成果あって、
なかなか迫力あるステージとなったと思います。

近年の日本の「フォルクローレ」界のライブでは
突出したレベルだったのではないでしょうか?
特にしばらく若い才能に欠けていたように感じるこの分野では、
共演者も含め着実に抜きんでた人材が出てきていること、
それが何よりも嬉しいですね。

今後も同じ内容でまた演奏できる機会を作るべく、
一同はりきっていますので、
応援よろしくお願いします。


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