月日のうつろひ 2011. 11
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11月20日 (日)  鹿児島演奏ツアー記

11/19(土)〜20(日)、
鹿児島県まで演奏に行ってまいりました。

鹿児島は実はこの前の9月に通訳の仕事で
3週間ほど長期滞在したばっかりなんですが、
その際に知り合った地元のグループ「ロス・ポンチョス」の
みなさんのおかげで早々と実現したのです!

今回のメンバーは、
ギターのホセ犬伏氏と、初登場(!)のケーナ奏者・牧野翔氏。

空港到着後の桜島観光もそこそこに、
初日夜は鹿児島市内の障害者施設「しょうぶ学園」内にある
素敵な木造りのカフェで今回のメインコンサート。
会場にはお客さんがぎっしり詰めかけてくれて
尋常じゃない熱気!

この「しょうぶ学園」内にはさまざまなアートで凝りに凝った
建築物がならんでいて、
定期的にいろいろなジャンルの音楽のコンサートが催されて
いるそうです。
つい最近も松田美緒(ファド)さんや、EPO&笹子重治(ブラジル音楽)、
それにムーチョ&マコトさん(キューバソン)といった、
同じラテン畑の人たちも来演したとか。

すごい盛り上がりのコンサートの後は、
敷地内の宿泊所であるゲストハウスで関係者の方々と
これまた熱い雰囲気で打ち上げ!
でもみんなが去って行かれた午前0時過ぎてから
ホセ氏とふたりで4時まで談笑・・・。

睡眠不足など関係ないやという気分で、
翌日の日曜朝は、ロス・ポンチョスの上川路さんご夫妻の
車で、本州最南端の町・指宿(いぶすき)へ。

指宿で待ってくれていたのは、
会場の「開聞山麓香料園」の社長・宮崎泰さん夫妻。
実は・・・、この宮崎さんは僕の遠縁であたる方で、
25年前の大学時代に訪ねたきりだったんです!
ということでまずは感激の再会。

コンサートはなんと午前10時半に始まりました!!
到着してあわただしく着替えてすぐ!、
という感じでしたが、
お客さんのあたたかい雰囲気に大いに和みました。

ちなみに宮崎氏は若き日の1960〜70年代にペルーに10年以上も
アンデス考古学者として暮らし、
リマのかの有名な「天野博物館」の副館長まで務めたものの、
ご両親の香料園を継がなくならなくなり
後ろ髪をひかれる思いでここ鹿児島に来たという経緯の
持ち主。

もう70歳をとっくに越しているのに、
この日のためにポンチョ姿であらわれた同氏の
迫力とラテン風味たっぷりのユーモアには
僕らもお客さんたちも圧倒されっぱなしでした!
自分もまだまだケツが青いなあ〜、
と思ったもんです。

80年以上の歴史がある日本最古のハーブ園だけに
かつての顧客である手塚治氏や中曽根康弘氏など
各界の著名人の色紙がならぶコーナーに
僕ら3人の寄せ書き色紙まで並べて下さるとか。
こんなご縁にも感謝!でした。

帰路には源泉かけ流しの超老舗の温泉につかり、
空港行きのバスの待ち時間があったので
指宿駅前の足湯コーナーで
それとなしの街頭演奏!!
もちろん上川路さんご夫妻も一緒に。

とまあ、とにかく最高の2日間でした!!
主催の方々を始め、出会った全ての鹿児島のみなさん、
本当にありがとうございました!!


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