UN~A RAMOS
1933年5月27日、アルゼンチン、フフイ州のウマウアカに生まれる。父親はボリビア出身で、祭りの時に笛と太鼓の舞曲で町を練り歩く楽団を率いる民族音楽家だった。4歳の時からケーナを吹き、7歳でリサイタルを開いて神童の名を欲しいままにした。11歳でサンティアゴ・デル・エステロ州に移り、民族音楽舞踏学校でケーナを指導、ステージで演奏した。1960年代にハイメ・トーレスのグループに加わって数々のレコーディングに参加。1970年代以降はパリで活動。1974年以後数度来日して日本にケーナ・ブームを巻き起こした。「灰色の瞳」も加藤登紀子が歌って有名になった。
参考文献:永田文夫著『世界の名曲とレコード ラテン・タンゴ・フォルクローレ』誠文堂新光社、1977年。他。