TOYO草薙プロフィール

日本有数のプロチャランゴ奏者でありアンデスのすべての楽器を演奏するマルチプレーヤー。東京都出身、8歳よりギターを始める。学生時代より、アルパ奏者ルシア塩満氏にマルチプレーヤーとしての資質を見出され伴奏者に抜擢、ギター、チャランゴ、ケーナ奏者として全国を飛び回る活躍をする。天性のリズム感で日本最高峰のフォルクローレグループMAYA、南米人で構成されるLos Awkisに所属。総合的なスピード感や抑揚など、ディフェンスの要としての役割をになうことが多い。

2000年よりチャランゴ研究会を開催し、後進の指導、育成に当たっている。またアンデスの多種にわたる管弦打楽器に精通するため、コンフント(小楽団)全体の指導も多い。彼の許で数多くの人材が育ち、現在は多方面に渡って活躍しており、指導者としても一流であることを表している。 一方、チャランゴの新しい道筋を示唆するオリジナル曲を数多く作っており、2003年、全編オリジナルのCD『東洋の風』を発表。チャランゴメインのCDとしては日本初でもあり、本場南米でも注目された。 2006年、織田哲郎氏のCD『melodies』でKinkiKidsが歌った「ボクの背中には羽根がある」でアレンジとほぼすべての楽器の演奏を担当。

2014年、2つのライブ盤収録CD『Liberación〜解放』発表。同年、ロックグループDir en grey の武道館ライブDVDに収録の「VANITAS」でアレンジと管弦打楽器を担当。
2015年、全曲オリジナルチャランゴCD『恋すてふ』発表。
2016年、『恋すてふ』と連作になるチャランゴCD『あさきゆめみし』発表。
2017年はアンデスフォルクローレで多様な楽器を駆使したCD『Fragmentos〜音の宝石箱』を製作、この年よりアンデス楽器メインのCDを作り続ける。
2018年、自身の限界に挑戦したフォルクローレCD『覚醒』を制作。
2019年、日本生まれのフォルクローレ、Jフォルクを提唱し『Jフォルク宣言』発表。すべての楽譜がサービス提供となりアマチュアの方々や学生のバイブルになった。
2020年、フォルクローレでRPGを表現した意欲作『ピリカの森』発表。
2021年、自身還暦になる記念の9作目CDで小説、童話をテーマにした『桃源郷』を発売。
2022年、伝統曲と20世紀の優れた音楽家たちの作品を後世に引き継ぐコンセプトで『エレンシア〜後を継ぐ者たちへ』発表。
2023年、オリジナル14曲にマンドラの世界を加えた『Viaje〜旅』発表。
現在もフォルクローレ界の重鎮として精力的に活躍中である。

 
 
イラストBy Satoko