月日のうつろひ 2007. 11
メニューに戻る
11月11日 (日)  北軽井沢パンカーラでの初ライブ!

土曜の昨日(11/10日)は、
菅沼ユタカさん&Las noviasさんたちと一緒に
北軽井沢のパンカーラで演奏してきました。

パンカーラは今回初めてですが、
とってもおしゃれで暖かい雰囲気のライブレストランで、
月に何度も(!)ボリビア系音楽のライブを企画しており、
それだけでも凄いなーと思うのに、
ボリビア・ペルー料理ふくむお料理も
手ごろな価格の上に絶品!

ケーナ&サンポーニャでは日本きってのベテラン奏者
菅沼さんとは初共演だったものの、
これまではお互い別の舞台で長年ボリビア音楽に親しみ、
それを骨の髄まで染み込ませてきた者同士(&同志)なので
不思議なくらい息もあって、
個人的には音楽的にもとても充足感ある
ライブになったと思っています。

今回はペーニャ(南米音楽酒場)を再現するという企画で、
お客さんとのかけあいも面白く、
中盤からはステージと客席間で「サルー(乾杯)!」の
嵐で会場のボルテージも最高潮!!!!
ライブのラストはなんとお客さんも
入り乱れてのモレナーダの踊りでした。

ペーニャはもともと「仲間同士の寄り合い、同好会」
という意味の言葉ですが、
そういう温かみのある原点あってこそのボリビア音楽だと
つくづく思いました。

日本では70年代にこの音楽が輸入されて以来、
アンデスの澄んだ空気のように上品でさわやかな
雰囲気で聞かねば(&弾かねば)ならぬ、
そのように勘違いされている向きもなきにしもあらずです。
(そういう一面ももちろんあるのですが)。

しかーし!、それ以上にこの音楽には
人間臭さとか愛嬌とか情炎とか妖艶とか、
言ってみれば人間のもっとも「本音」の部分が欠けると
音楽そのものの生命感自体が失われるような気がします。

あくまでも僕自身の実感に過ぎないのですが・・・。

そんなことを改めて感じ、
そして会場が一体となって楽しめた素晴らしい一夜、
お誘いいただいた菅沼さんはじめ参加演奏者、
お客さんの皆様、
そして暖かく迎えて下さったパンカーラのスタッフの方々、
ありがとうございました!!
また出没させて下さいね^−^。

(パンカーラURL)
http://www15.ocn.ne.jp/~pankara/main.html
(菅沼さんURL)
http://www.geocities.jp/yutaka_viento/

20071111-1.jpg 20071111-2.jpg



11月5日 (月)  カフェ・ムリウイのライブ評より

少し前の話で恐縮ですが、
以下は先月(10/12)に祖師谷大蔵のライブカフェ
「ムリウイ」で行ったライブについて、
店長のT氏がブログで書いて下さったものです。
(↓今朝偶然見つけたので。)
http://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/2007.top.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「10月12日はたいへんな日なんです。その訳は後ほど説明するとして演奏します」と言ってまずはチャランゴ弾き倒したDaijitoさん。「奇しくも515年前のちょうど10月12日、 クリストファー・コロンブスが南米に到着し、そこに住んでいる人達のことをインディオと呼びました。今日はスペインではお祭り、南米ではブーイングでしょう」。福田さん、その後も長いMC。なんと熱い男。そしてまたチャランゴかき鳴らすんです。まあ政治の話です。賛否両論あるでしょう。地球の反対側で日本人ばかり集まった小さなカフェで、誰がこんな熱弁を奮えるというのでしょう。なのにDaijitoさんがやると自分の故郷、家族の話でもしてるかのように聞こえるのです。政治じゃなくて、生活の話をしているのが良く分かるんです。ぼくは本当に貴重な話が聞けたと思って心から拍手しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

↑このように書いて下さったことで
舞い上がっているわけでは(笑)決してありませんよー。
ただ、こういう風に感じてくれる方が一人でもいる限り、
これからも自分の「音楽人生」をより深いものにさせて行きたい、
そういう気持ちを一層強く感じたんです。
謙虚に、しかし内なる自信と確信をもって。

(写真は昨年10月のムリウイライブです。とっても素敵な
スペースなので機会あればいつかいらして下さいね。)

20071105-1.jpg



11月1日 (木)  最近の演奏活動(ベネズエラライブ&石巻)

芸術の秋!にしては演奏活動はぼちぼちという感じですが、
去る10/23(火)には築地CUBANCAFEで
前に告知させていただいたベネズエラのグループ
エレイレ・コン・ホタの東京ライブがありました。

僕もチャランゴで2曲ほどセッション
(Adios a Ocumare, El diablo suelto)、
ラファエル・ブリートのクアトロは前評判を裏切らぬ超絶的なもので、
新しいクアトロ奏法を間近に見ることができて良かったです。

ベネズエラの現代音楽は日本でいう
「フォルクローレ」ファンにとどまらず、
より和声やアドリヴ奏法が発展しているジャズなどのジャンルの
音楽関係者にも広く聞いてもらいたい感がありました。

また、先週日曜の10/28には宮城県石巻まで出張コンサートしてきました(小林智詠、橋本仁、岡田浩安の各氏と)。
当日は快晴で高台のステージからは海が一望できる素敵な環境でした。

その海(どちらかといえば入り江)っていうのがチチカカ湖畔そっくりの風景だったので
ボリビアにたいする懐かしさがふたたびこみ上げてきました(下写真)。
日本でも、時たまハッとするぐらいボリビアの情景に似た風景や、
はたまたボリビア人そっくりの人に出くわすこともあるもんです。

20071101-1.jpg



2007/11
SuMoTuWeThFrSa
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

前月     翌月